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死ぬ前に後世に伝えておきたいアニメの神OP・ED(90年代後半〜2000年代中期編)

語り部は語りたくて仕方がない】
由々しき事態なんです。知られていないんです、世間に。アニメの神オープニング(OP)、神エンディング(ED)が。
などと倒置法を多用し書きだした今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 
これはもう日本の少子高齢化レベルでヤバイ問題なんですね。世間では近年、アニメを見る人の母数が増えて割と皆アニメの話とかしてたりするじゃないですか。一方で、昔のそれこそ1990年代~2000年代前半辺りまでのアニメの神OP・EDみたいなものは相変わらず知る人ぞ知る状態なわけです。スッポリ抜け落ちてるんです、それによって徐々に風化していくわけです。
 
最近は動画配信サービスがどんどん発展してきて、もうOPとかEDとかバンバン飛ばしていけるわけじゃないですか。オンデマンドで。悪いやつですよオンデマンドは。アニメのOP・EDなんて1分30秒の総合芸術なわけですから。それを見ないなんてもう本当にショートケーキのイチゴ以外食べてないみたいなもんですよ。パティシエが泣く。
 
ということで、アニメの神OP・EDを後世に継承していかなければいけないなと。知っている人間が。戦争の体験談を語れる人は年々少なくなっていくわけじゃないですか(同列に語るなみたいな声は一旦クーリングオフで)。だから僕らも継承しなければいけないと思うわけですよ。
 
前置きが長くなった所で、僕が死ぬ前に少なくとも自分が知っているアニメの神OP・EDについてもはや箇条書きにして残していきたいと思います。100%僕の主観と思い出補正によって構成された神OP・EDだ。十人十色じゃそんなもんは!
 
なお本来であれば、ネット上の動画とかを埋め込んだりして紹介出来れば非常に伝えやすいのですが、諸事情によりそういうのもアレなので、とりあえず各アニメのタイトルと僕の中での感想なんかを綴っておくので、興味があるものがあれば是非、動画配信サービスだったり何なりで見て欲しいなと思います。まぁ最悪タイトルと曲名でググればゴニョゴニョ…僕に出来ることはそれ位だ!
 
 
 
【神オープニング・エンディングを紹介するよー!】
その①
 「東京アンダーグラウンド 」(2002年放送)、前期OP「情熱」歌 - [iksi:d]
 

※画像貼るのがコピーライト的にややこしそうなので、せめてもの情報として便宜上amazonのリンクを貼っておくよー。
 
このOP、当時超カッコいいと思った(語彙力)。夕方にやってたアニメだけど、このOPを見逃すまいとしていた。むしろいつもOPを見るまでがピークだった()。
そう、OPの完成度の高さによって期待値が上がり過ぎ、本編が何となくガッカリだと揶揄されがちなのがアニメ「東京アンダーグラウンド」なのだ。
その論調は否定しない、否定しないが、それはきっと本編のクオリティ不足ではなく、OPの出来が傑出していたためだと思いたい。
 
OPの内容に関して言えばストーリーと割とシンクロした作りで、連れ去られたヒロインを救うために敵方に3人でカチコミに行くっていう場面が描かれているのですが、そのカチコミ前夜の3人の表情とかサビでの静から動への切り替え感が非常に好きなんですね。そしてサビの幕間でのバイオリンの音色がノスタルジックな雰囲気を醸し出している。
[iksi:d]はイクシードと読みます。当時は読めませんでした、いや、今でもルビふってなければ読めない。ボーカルの歌い方のクセが強くて歌詞の聞き取りが多少難儀ですがそこがイイんじゃない!
 
 
 
その②
ASTRO BOY 鉄腕アトム」(2003年~04年放送)、後期OP「Now or Never」歌 - CHEMISTRY meets m-flo
 

 
まず楽曲が圧倒的にカッコいいよね。これは作曲者のm-flo氏の個人技といってしまっても差し支えないでしょう。
OPとしてはもう入りのテンポから「これアトムちゃうで?」「"ASTRO BOY"だから」ってガツンと宣言されるような勢い。
 
前期OPがZONEの「true blue」で、「いつ~も君~のそばにいるよ〜♪」でキラキラした感じだったから、尚更このOPに変わって「えっ急にこんな感じ」ってなってたね。当時の少年少女たちも。
 
とりわけ出色の完成度なのはやはり、中盤での素早いカット割りとか、強敵たちが連続で登場するシークエンスでしょう。ちなみに当時は朝9時30分~放送だからね。朝からものすごいクールな映像を見せられてるなと強く思ってましたね。
 
 
 
その③
「B'T-X」(ビート・エックス)OP 「遥か〜SAILING FOR MY DREAM〜」歌 - FENCE OF DEFENSE
 

正直、メジャーなのかどうなのかいまいち測りきれないアニメ「B'T-X」。いや、少なくとも僕の観測範囲内ではメジャーではないという結論が割と出ている(ほぼ知っている人に出会ったことがない)。しかし、そのオープニングの熱さはアニメ界広しと言えども抜きん出ている。
 
序盤の「能書きは〜、いらない〜!!」辺りの「バトルギアァァ・オンッッ!!」感たるや(伝わらない)。
 
おそらく瞬間最大風速は、サビにおける四霊将のフォウとロンが続けて登場するシークエンスでしょう。ここはもう正に魂が震えるという表現がピッタリくる位の熱さだと思います。青少年は必見。
 曲がB'zの「LOVE PHANTOM」に似てるんじゃね?みたいな声もしばしば聴かれますが、どっちも名曲ということで宜しい!
 
 
 
その④
 

 
アニメ「NARUTO」のOP演出とかでもお馴染みの都留稔幸氏が手掛けた"代表作"の一つでしょう。
世に存在するアニメOPの中でも出色の完成度だと思いますね。1分30秒の中で鬼塚英吉のキャラクター性や魅力を存分に伝えている。基本は自堕落でだらしなくて粗暴だけど、決めるところはしっかり決める、自分の中での正義をしっかり貫くというカッコ良さ。
 
そして最後は夢オチとも言える構造ですが、夢=無意識下での潜在的な思考とも考えられる訳で、鬼塚が夢見た一連の行動やキャラクター性みたいなものが、無意識レベルのありのままであることが強く印象付けられる訳ですね。
そしてそれがついには報われないことも潜在意識で気づいているという。最後の女性が光りに包まれて離れていく、自分のもとからすり抜けていくような儚さ。ここまで短時間で見させる、感情移入させるOPも中々無いなと思います。正に傑作。
 
 
その⑤
るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」第4ED「the Fourth Avenue Café」歌 - L'Arc〜en〜Ciel
 

 
名曲揃いのアニメるろ剣OP&EDの中でも、個人的に一番好きなのが第4ED「the Fourth Avenue Café」ですね。これはもう完全に好み。世間的には第3EDの「HEART OF SWORD 〜夜明け前〜」(T.M.Revolution)の方が人気があるかもしれない。
 
ちなみに「the Fourth Avenue Café」は地上波放送ではたった4話分しか使われなかったことでも知られてますね。ある種幻のエンディング。何故それしか放送されなかったのかというと、楽曲を担当しているラルクのメンバーが当時一身上の都合でごにょごにょだったからだ。
ちなみにDVDとかの映像ソフト盤、あるいは再放送などではしっかり1クールか2クールくらい使われている。
 
内容に関して言えば、約2分半の長尺だけど、それに見合ったクオリティでしょう。剣心vs斉藤一のシーンとか、アニメ本編カットの流用ではあるんだけど、さらにスピーディに仕上げているから見ていて非常に気持ちが良い。ちょっと動き過ぎじゃないの!?っていう。あなた達ヌルヌルじゃないですかっていう。
 
同じく作中のシーンであるとはいえ、刀狩の張との戦いの風景も熱い。おそらく張さんの人生のハイライトである。
 
ちなみに、アニメるろ剣で言えば割とマイナー扱いされているけど、第3OP「君に触れるだけで」も素晴らしい。名曲。第7ED「ダメ!」もコメディータッチで好みが分かれるところですが、個人的には好きですね。
 
 
 
 その⑥
ビーストウォーズII 超生命体トランスフォーマー」 後期OP「SUPER VOYAGER」歌 - Cyber Nation Network
 

 
これまたあんまり知名度が無いんだけれども、後世に語り継ぎたい珠玉のOPなのである。
もう知らない人を置き去りにしつつ語っていくと、まず入りのマグナボス3人衆(ライオジュニア、スカイワープ、サントン)のトランスフォームカットの躍動感ね。
 
前期OPの「GET MY FUTURE」(Cyber Nation Network)では、サビ部分が放送開始当初の一番のキメ部分であると思われた各キャラクターのトランスフォームシーンになっているんだけど、物語が進んだ後期OPではサビ部分をマグナボス3人衆の合体シーンにすることが出来るようになったために、入りから各キャラクターのトランスフォーム場面を連続して見せていくことができ、躍動感が全体を通してキープ出来ているという感じです。ちなみに前期OP「GET MY FUTURE」も超絶名曲。Cyber Nation Network、そしてSister MAYOさん超リスペクト。
 
何より、後期OPはサビ部分途中で、もはやアニメOP界の定番文法とも言える「新たな敵がシルエットで登場」をほぼほぼ理想的な形でキメている。
ヘルスクリーム、マックスビー、ダージガン、スラストールと進化したデストロン軍のシルエットがカッコ良過ぎて、当時少年だった僕はもう毎週興奮しすぎてパニックになってましたね。
 
唯一、後期OPに関して言えば、途中で「ジャングル大帝」と見まごうような世界観へといざなわれることだけが玉に瑕でしょうか。
 
 
 
その⑦
グレネーダー 〜ほほえみの閃士(せんし)〜」OP「暁ノ空ヲ翔ル」歌 -佐藤裕美
 
 
 
正直残念ながら、知名度は結構低いと言わざるを得ないアニメでしょうか。グレネーダーを知っている人は、ほぼほぼオタクと言って差し支えないのではという気がします(自分を筆頭に)。
 
グレネーダーWOWOWと地上波で放送されたアニメですが、それぞれOPEDが違うんですね。で、WOWOW版OPは「KOHAKU」(下川みくに)で割と穏やかな楽曲で、地上波版が「暁ノ空ヲ翔ル」となっています。そしてここでは地上波版の方をゴリ推したい。
 
まずサビがが超カッコいい。そして作画的にも非常に躍動感があって良い。しかし、一つ悩ましい部分というか、これはもう作品的に致し方のない問題なんだけれども、どうしてもセクシーさが前面に出てしまう。なので、見ていて「あれ、これ感想は『カッコいい』で合ってる?」という若干不思議な心境にさせられるOPですね。
 
ちなみに同様の悩みを抱えるOPとして「光と水のダフネ」の「明日のBlue wing」(小枝)なんかも挙げられると思います。こちらはさらにお色気要素が強すぎてとても実家のリビングでは見られないという感じなのですが、曲が超爽やかかつ単純に名曲&アニメーションの演出としては普通にカッコいいので、オススメしたいのですが万人に進められないアンビバレンス。こちらも是非チェックしていただきたく存じます。
 
 
 
 その⑧
ブレンパワード」OP「IN MY DREAM」歌 -真行寺恵里
 
 
 
こちらも上記の不思議な心境にさせられる系OPの流派…と言ったら語弊があるな。監督はファーストガンダムなどでお馴染みの巨匠・富野由悠季
このOPは富野ワールドが存分に炸裂していると言ってしまって良いでしょう。いや、自分なんかは深淵なる富野ワールドの一端すら覗けていないと思っているのですが。
 
OPは端的に言ってしまえば、一糸まとわぬ姿の少女達が空中を彷徨い、海中を漂うといったカットの連続ですね。しかし、OPだけでここまで壮大な世界観を見せつける度量みたいなものに圧倒される。あと言わずもがな、曲が好き。カラオケで「IN MY DREAM」を原曲キーでバリバリ歌える人に出逢いたい。
  
 
 
 その⑨
BLEACH」初代OP「*〜アスタリスク〜」歌 -ORANGE RANGE
 
 
最初見た時、「オサレッッ!!!」てなりましたね。 当時テレ東の夕方放送アニメにおいては、抜群のオサレ偏差値を叩き出していた。スカウター壊れるレベル。
 
とにかくカラフルでポップでスタイリッシュ。アニメーションは楽曲に合わせて作られているでしょう、完璧にテンポがマッチしている。むしろこのバージョンの「*〜アスタリスク〜」に慣れてしまったがために、後にORANGE RANGEがシングルとして出したアスタリスクが何か違う感甚だしいのである。多分この現象を味わっている人は多いでしょう。
 
っていうかスプレーとか落書き的なものでクレジットを描く表現の走りってどの作品なんだろう。もしかしてこれなの?いや、流石にもっと前にあるでしょう。調べてみたい。「エア・ギア」OPなんかもそういうクールな演出でしたね。
 
 
 
 その⑩
 
 
こちらも超絶スタイリッシュなED。エウレカセブンは日曜早朝に放送されてましたけど、もうね、このEDを見たらスッキリ目覚めてコンディション良くなる位オシャレでしたね。トラパーの流れを全身に感じられる。
 
劇中でゲッコーステイトのメンバーが発行する雑誌「ray=out」をモチーフにしたような構成になってますが、正にレイアウトが美しい。モチーフを完璧にまとめて狙い通りに形に落とし込んでいる、クオリティをコンパクトにグッと凝縮したような完成度の高いEDだと思います。
 
エウレカは代名詞的な第1OP「DAYS」(flow)、第4OP「sakura」(NIRGILIS)も大好きですね。
 
 
 
とりあえず暫定で以上だ。
 
こんな所でしょうか。いや、他にもまだまだまだまだあるんだけれども。っていうかオープニングばっかだな。僕の好み的にそうなってしまうのだ。
 
ちなみにアニメOPEDに関しては、曲が抜群に良いんだけど、あんまりアニメーションが映えてないとか、その逆も然りみたいなパターンも多々ありますね。総合芸術だから!! 両立している作品っていうのは本当に素晴らしいということですね。
 
 
 
【総評】
 
 振り返ってみると、自分が好むOPEDの特徴としては、
 
①曲がアップテンポ
②カットの切り替えが早い
③アニメーションが楽曲とシンクロしている
④サビにピークを合わせている
 
みたいな要素が共通点としてあるのがわかりますね。これらの条件が揃っていると無条件でテンション上がってしまうという。我ながら非常にチョロいなと思います。
 
そして近年はアニメーション技術の発達や、OPEDのいわば"文法"がある程度既に確立されたことで、クオリティの高い作品が全体的に増えていると思いますね。打率が大幅に上がっている。近年のアニメOPEDを見て「クオリティ低っ!」って思うことってあんまり無くないですか?クリエーター側もずっと歴史を見てアップデートを繰り返しているということですね。
 
一方で今回挙げたような90年代〜2000年代前半くらいの作品のOPEDも、未だに現代の作品と比較して魅力が色褪せない、あるいは匹敵する、時には凌駕するレベルのクオリティを持っているものも多いと思います。勿論、多分に思い出補正も含まれているとは思いますが。まぁ素晴らしい。
 
などと物知り顔で語ってきましたが、2000年代後半~特に2010年以降はあまりアニメ全体を追い切れなくなってしまった自分なので、近年のものも勉強していきたいと思います。ではまた。
 
(この項:了)