会心の一撃が急所に当たって効果抜群クリティカル

エエイチログ(仮)

おそらくは自分の断片。

映画「gifted/ギフテッド」感想

最近はNetflixAmazonプライム・ビデオなんかのお陰で非常に映画を観やすい環境が整えられていて、動画コンテンツを観る機会が非常に増えているので、映画の感想なんかを備忘録的に残しておこうと思います。映画に限らず自分が接触したコンテンツなんかについて。何かしらの気付きがあるか、しばらくは実験的にやってみよう。

 

ということで映画「gifted/ギフテッド」観ました。

http://www.foxmovies-jp.com/gifted/

ご存知マーク・ウェブ作品。ハリウッド版「君の名は」の監督を務めることが発表されてましたね。楽しみ。

 

・感想

ロブ・シモンセンの音楽はなんだか安心する。作品の舞台はフロリダ州タンパの近くの町らしいけど、音楽のトーンと相まって僕の愛するゲーム作品「ライフ イズ ストレンジ」に近い雰囲気を感じてしまった。

作中では主に二つの見地からの思想の対立みたいなものに焦点が当てられていて、物語が進むにつれてその正しさみたいなものがどんどん上書きされていくような様子が、瞬間的に邦画「揺れる」(西川美和監督作品)を思い出させて、すごく好きなタイプの作品だなと思った。自分に無い視点を与えてくれるような意味で。

こうした作品は往々にして、幾つかの視点からの立場や主張を描き、最終的な判断は鑑賞者に委ねるという傾向が多い気がするけれども、この作品では明確に一つの立場を描いている。しっかりとした主張があった。そしてその主張はおそらく多くの鑑賞者と同様に、自分にとっても腑に落ちるものであった。それにしても、色々な家庭があるものだよなと思う。こういう家庭の存在が示唆されるだけでも、この作品を観て良かったなと思いますね。

 

 

プロフィール、エエイチの人生のあらまし

社会の要請に応えて、一度自身の生い立ち、プロフィール的なものを簡単に整理しておこうと思う(要請されていない)

 

両親の仕事の都合により米ニューヨークで出生(響きだけカッコよさげ)

2歳頃に帰国&千葉に移住

田んぼに囲まれたような田舎で健やかに育つ

【小学生期】多分人生のピークに元気。お笑い芸人に憧れていてクラス会でコントなどをやっていた。全校生徒の前でも自らが主役の舞台的なことをやっていた。なぜあんなにも前に出られていたのか。今となっては俄には信じられない。きっとまだ自分が人間だと気付いていない単細胞生物だったからだ。この時は地元のサッカークラブに所属していたが、正直サッカーは全く好きじゃなかった。

【中学生期】早くも元気に陰りが見える。地元のサッカークラブで一番憧れていた先輩が何故か中学の卓球部に入っており、その先輩に「おいエエイチ、卓球やるぞ!」と爽やかに誘われて自身もうっかり卓球部に入ってしまう。陰キャへの道を邁進する。しかし、その卓球部が地元では割と強豪校だったこともあり、自身も結構ガチ勢になり、確か県で個人戦ベスト32位まではいっていた。強いのかそれは?

一方で、何故か2、3年時のクラスが異常にサッカー好きな体育会系集団で、真のサッカー好きとして目覚める。結果、卓球部の自主連をサボってサッカーに興じるようになり、ある日、クラス一フィジカルの強いA君との接触プレイで右手首を骨折。利き腕右腕。3年最後の総体前。卓球部の顧問の先生に二重の罪で超絶怒られる。

総体前には何とかラケットを握れるレベルまでには回復したものの、その右腕から放たれるスマッシュには最早"すまっしゅ"程度のパワーしか無かった。団体戦では非常に迷惑をかけた。

 

【高校生期】陰キャとしての熟練度を増していく。経験値を積んでいく。この頃から読書好きになり、書籍を通じての著者達との対話によって自身が人間だということに気づき始める。

そして読書好きの陰キャだったためか、何故か若干頭いいキャラになってしまった感があり(ハイパーバカなのに)、周囲の期待を裏切ってはいけないという思いからなのか、心のどこかでキャラの体裁を守りたかったのか、大学受験のために3年の最後の数ヶ月だけ1日12時間超くらいは勉強する。

当時はノイローゼ気味だったようで、ある日からは毎日眠ると途中で起きて一反もめんが見えるようになった。しかし、一反もめんともすっかり仲良くなる頃には、学力テストなどでも学年最下位レベルからトップレベルになり、一応目標としていた大学に入れた。

【大学生期】法学部に入学。しかし、刑法の講義の難解さ(多分に教授の癖の強さに起因する)や、ポケット六法(名称と実態があまりにも乖離した分厚さ)を持って大学に通うしんどさなどから、一ヶ月位で「失敗した!」と気がつく。そもそも自分、法律にあんまり興味がなかった。「行列ー」位の興味レベル。

思えば、当時は大学に入ることをスタートではなくゴールに設定してしまっていた。その先を思い描いてなかった。そういうのはダメだぞっていうのをこの時にやんわり学んだんですね。 

そして大学にあんまり行かなくなる。大きな要因の一つとしては、1、2年のキャンパスが遠すぎた。何故か実家から通っていた。それにさしたる疑問も抱いていなかった。やはり単細胞生物大学の近くに住んでいなかったことは自分の人生3大後悔の一つと言える(なお他2つは暫定空位)。やっぱ大学とか職場の近くに住むのって大切。

何とか持ち直し、半年留年して卒業する(持ち直していない)。半期分の余裕があったにも関わらず、単位は卒業要件のジャストだった。学期末には当然そのギリギリ加減に気づくもので、試験などで「あれ、これ確実に単位貰えないんじゃね…?」という出来の場合には教室に一人最後まで残り、教授に対して震えながらいかに自分がこの単位を落としたら大変なことになるか、自分の人生に困難が生じるかをこんこんと説き続け、教授の優しさで単位を貰えた。その節は教授に感謝してもしきれない。

ちなみに最後の年は前期に通って9月に卒業する選択肢もあったが、一人で卒業するのも何だか寂しいので前期休学&後期に単位を取って後輩達と一緒に3月に卒業式に出た。卒業式の日に後輩達と会わなくなると思うと何だか寂しくて何故かソフトバンクショップで泣いた。何という心温まるエピソード。

 

【大学卒業時】大学時代、おそらく一番ハマっていたのが映像制作だった。映像制作というと高尚なものに聞こえるが、その実態はやはりコントの様なくだらない動画である。放送研究会という一応長い歴史のあるらしいサークルに所属し、同期の部員とは何となく波長が合わずにほぼ幽霊部員として過ごしながらも、他大も参加する番組発表会というクローズドな場で自分が制作していた謎の動画を公開していた。

当時はまだ、YouTuberといったものは存在せず、YouTubeで動画を公開して収益を得るようなことはあまり一般的ではなかった。一方で、大学でコント動画の制作にハマっていた自分は、これを仕事にしたいと強く思っていた。

そのため、就職活動なども一応してみたもののあまり身は入らず、運良く最終面接などにまで進めた場合にもやはり熱量の無さを見抜かれていたようで、「ここなら就職しても良い」などとおこがましく思うような企業からは内定は貰えなかった。

そうした紆余曲折を経て、大学在学中からバイトでやっていた歌舞伎町のホストとしてフルコミットし始めることを決心する。新卒で。

 

【大学卒業後】当時、両親には就職して実家を出ることを約束していたが、就職しないことでプチ家族会議が勃発。実家を出れば当然住む場所が無いのだが、ホストクラブには寮というシステムがあり、とりあえず住む場所を確保出来るというのは大きかった。

当時の自分は今になって思えば本当に無知だったのだが、各店舗の求人を見て、「へー、こんな時給高いんだ!これなら週3、4位で働いて残りは自分の映像制作の活動に費やせるな!」などと思っていた。無論、求人に掲載されている情報など嘘だらけである。基本、売れないホストなんて安い日給制である。ある程度まで売れると歩合制になる。

なので、当然始めたての売上の無い頃に、週3、4日位の出勤ではとてもではないが生活出来ない。というか、寮に入れてもらう場合は基本的には週6出勤のフルコミットになる。そこはギブアンドテーク、人生は等価交換なので致し方のないところだ。

かくして、気がつけば自身も立派な歌舞伎町ソルジャーになっていた。

当初、「これなら週3、4位で働いて残りは自分の映像制作の活動に費やせるな!」などと息巻いていた男は、気がつけば、週6フル出勤&毎月の無遅刻無欠勤時に貰える皆勤賞という賞金を両手で受け取って「ありがとうございます!」と頭を垂れる従順ソルジャーとなっていた。もう映像制作が云々かんぬんとかは完全に忘れている。恐るべき歌舞伎町。

 

※ちなみに寮生活にも触れておくと、僕が入っていた寮は当時、2Kに14人位で住むという完全にマンション管理人の想定を超えた居住空間で、当初一番下っ端だった自分はユニットバス前に布団を敷いて寝ていた。誰かがトイレor風呂に行くたびに踏まれて起こされるという劣悪な環境。しかしこれを経験したことにより、大体どこでも生きていけるんじゃないかという耐性を得る。寮では1年近くを過ごし、その後多少売れてそこそこ良いマンションに住めるようになったが、あの劣悪な環境は貴重な経験だったと思う。

3年間程ホストをして遂に辞める。ホストは日ごと月ごとが勝負のためか、時間が過ぎるのが異常に早い。自分も3年間があっという間に感じられた。しかし密度は異常に濃かった。苦しいことも楽しいことも人生で一番濃縮されたような期間だったように思う。苦しさがやや優勢。

 

【ホスト卒業後】そして唐突な展開だが、ホストを辞めた後に吉本興業の養成所であるNSC東京に入る。YouTuber的な存在が盛り上がりを見せ、市民権を得始めていた当時だったが、自分がやろうとしている映像制作ってちょっと違うんじゃないかと思い始めていたからだ。それは自分が本来やろうとしているお笑いの本流から逃げるような行為で、映像というフィルターを一枚かぶせることで、何か自分の粗を隠そうとしているのではないかという思いが頭をもたげていた。そしてそれは、大学時代からずっと続いている欺瞞のようにも思えた。

本当は常々「人生が2度あったら芸人を目指してみたかったなー」と心の中で唱え続けていた。小学生時代まで遡れば、元々は人前でコントなどをやっていた人間である。三つ子の魂百まで。「人生が2度あったら」は自分を納得させるためだけの、自分の心の安定を保つためだけの言い訳だった。しかしここまで生きてきて多分、ようやく気がついた。人生はどうやら2度無いようだった。

 

 

ちなみに、NSCに入るという話をした時のホスト時代の同僚の第一声は「えっ!…1mmも面白くないのに!?」だった。ホストとしての気遣いは身内には向けられない。

 

 

NSC卒業】1年間を経てNSCを卒業。在学中には実際の舞台にも何度か出演させていただいた。そして、自分にはお笑い芸人としての才能・適正が無いことを再認識する。やはり、本当に舞台に立って人を楽しませられる人というのは、これまで生きてきた人生やキャラクターなどから滲み出る、天性の煌めきのようなものがあるように思えた。

ということで、心底納得した上で芸人としての生き方は諦める。ポジティブな諦めだった。自分はどの分野なら勝負できるのかといった部分もおぼろげながら見えた。何より、実際に挑戦してみて心底納得するというのが、自分のような愚か者には必要だったのだと思う。

 

【そして現在】何かしらの形で世の中に貢献したいとは常に思っている。エンターテインメントを生み出して、社会に対して何かしらの価値を提供したいという根源的な思いは、おそらく幼少時からずっと変わっていない。あるいはそれは、自らが勝手に不必要に自身に課し続けているだけの呪いと言えるかもしれない。

また最近では、これまで自身がずっと孤独を感じてきた人間だからか、人の孤独を少しでも緩和できるような、大仰に言えば受け皿になるようなコンテンツを生み出したいという思いもある。可能な限り、自分に出来る活動をしていきたいと思う。

ここまで無駄に長い文章を読んでいただけたのなら、ありがとうございます。少しでも共に、有意義な時間を作っていくことが出来るのならば幸いです。そして、それ以上の喜びはありません。

【         】

 

 

 

難易度普通でバンバン死ぬPS4「マーベル スパイダーマン(Marvel's SPIDER-MAN)♯7」実況


難易度普通でバンバン死ぬ「マーベル スパイダーマン(Marvel's SPIDER-MAN)#1」PS4ゲーム実況

 

ちょっと前に「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」を見るために1ヵ月位でマーベルシネマティックユニバース(MCU)作品を最初から一気に全部見ていった結果、何となく正義感が芽生えてほんの少しだけ大きな人間になれた気がした自分です。

ブラックパンサー」最高ですよね。「アントマン&ワスプ」も個人的には超楽しめました。今は「キャプテンマーベル」が超楽しみです。

ということで、PS4の「Marvel's SPIDER-MAN」をやっていきたいと思います。 基本的にアクションがあんまり得意ではないと思うので、バンバン死ぬ気しかしないですね。

そして編集していて思った、ボタンのカチャカチャ音が結構うるさい。申し訳ない。でもこれはちょっとマイクとの距離的に致し方ないだろうか。解決策としてはコントローラーを体からなるべく離してソフトリーにボタンを押すほかなさそうだ。 ともかくやっていきたいと思います。

ユリ・ワタナベさん顔険しい。

マンガ界一カッコいいキャラクター、"風のビリー"を振り返る【爆球連発!!スーパービーダマン】

浅く深い夢を視ていたあの頃

 
 
 
1995年から2001年まで「月間コロコロコミック」で連載されていた漫画「爆球連発!!スーパービーダマン」。
連載当時、僕は小学生であり、毎月連載を楽しみにしていた。 そして玩具のビーダマンも勿論購入していた。
確か初めて買ったのは、主人公チームであるチームガッツのキャプテンであり司令塔、ガンマの愛機・ワイルドワイバーンだった気がする。
 
 
 
 
 
 
相棒を手にした僕は、すぐさま表へと飛び出した。そして、原作のガンマよろしく、走りながら渾身の力を込めて、遠くの空き缶めがけてビー玉を発射した。
 
放たれた弾丸は、原作同様にレーザービームのような光をまとい、遠くの的を華麗に射抜く…のではなく、1m程先に力なく落ちていった。足下には弾丸ではなく、ただのガラス玉が転がっていた。
 
こうして少年は、世の中にはファンタジーと現実という2つの異なる世界があることを知るのである。一つ大人への階段を登るのである。「爆球連発!!スーパービーダマン」は、世の少年達にとって、そんなイニシエーション(通過儀礼)としての役割を果たしていたーー
 
 
 
 
 
 

僕、知っています

 
 
 
おそらく作中のキャラクターで人気投票をすれば、主人公のタマゴやらガンマやらが上位に来るのでしょう。でも僕、知っています。本当に読者から人気があったキャラクターが誰なのかを。最も少年達の心を射抜いていたのは誰なのかを。
 
 
 
 
それは勿論…
 
 
 
ダララララッララッララッラララッラララダララララッララッララ(ドラムロール) 
 
 
 
ダダンッ!!
 
 
 
風間美利(かざまよしのり)だ!!!!!!
 
 
 

f:id:eeichie:20161003105736p:plain

 
 
 
 
 そう、通称「風のビリー」。
 
 
 
本名が「よしのり」であることは意外と知られていない。
 
 
 
おそらく、風間美利という字面だけではなかなか読めないため、
 
 
 
「名前何て読むの?」「あ、よしのりって読むんだよね」
「かざまびり…?」「うん、よく間違われるんだけど、よしのりって読むんだよね」
「…びり?」「風のビリーと呼んでくれ(ピィン)」
 
 
 
と変化していったのだと思われる。ビリー変格活用。きっと親のネーミングのハイセンスさに、幼少期のビリーはいささか悩んだことだろう。
 
 
 
 
 

世の中には歪みが存在する

 
 
そんな漫画史に残るイケキャラである風のビリーだが、そのスタイリッシュさとは裏腹に、知名度は恐ろしく低い。引くレベル。おそらく、渋谷の女子高生100人に聞いた所で誰も知らないだろう。それは当たり前だ。
 
だが、仮に渋谷の女子高生100人に、国民的バスケマンガ「SLAM DUNK」の流川楓を見せたらどうだろうか。
 
少なくとも10%位は知っている気がする。いや、もっとではなかろうか。「ルカワぢゃん!」ってなりそうな気がする。
 
これは不当である。漫画史において、流川楓と並び立つ程のスタイリッシュさを持つビリーが、渋谷の女子高生に知られていない。これは由々しき自体である。遺憾の意を表明である。そんな日本の現状に危機感を覚え、ビリーの類い稀なるスマートさを布教するために、彼の歴代のクールな場面を振り返っていきたいのよ卓球でオレは。
 
 
 
 
 

ビリー初登場〜ガンマとの邂逅〜

 
 
全日本ビーダー選手権の準決勝前日、新機体「ワイルドワイバーン」の試し打ちに出かけたガンマ。練習で使う為に落ちていた空き缶を拾おうとすると、どこからともなく「当ててみな」という声が聞こえ、空き缶は眼前で何者か(ビリー)のビー玉によって弾かれた。
 
 
 

f:id:eeichie:20161004104623p:plain

 
 
 
 
本来であれば、この瞬間、「変質者に遭遇した」と考えてただちに帰宅するのが、小学生たるガンマの適切な判断であるが、それを許さないのがビー魂
 
 
 
 

f:id:eeichie:20161004104802p:plain

 
 
 
 
好戦的過ぎる台詞でもって、ビリーとの戦いを引き受けてしまう。
 
 
 
バトル内容は、一つの空き缶を交互に打ち合う「シューティング・テニス」。玉を外したり、缶の動きが止まったら負けというルールで、リアル世界であれば一瞬で決着がつくこと請け合いなくらい難易度が高い。
 
 
 
しかし、2人の手練は熱戦を繰り広げる。
 
 
 
戦いの最中、局面を変えるため、ガンマがわざと空き缶を真上に打ち上げた。その瞬間、漫画内で初めて、ビリーの全身が描かれる。
 
 
 

f:id:eeichie:20161004105639p:plain

 
 
 

f:id:eeichie:20161008101149p:plain

 
 
 
初登場コマが俯瞰のアングルとは、さすが神の視点を持つ男・ビリー。
 
 
 
その後さらに互角の戦いが続き、勝負の決着は、タマゴが空中に放り上げた無数の空き缶を、"連射でどれだけ撃ち抜くことが出来るか"で決めることに。
 
 
 
結果的に、この戦いは8vs5でガンマが制する。しかし、ビリーは左右一つずつビーダマンを持つ"二刀流"でありながら、実は1つの缶に2発ずつ当てていたことが発覚し、初対決はエンド。
 
 
 

f:id:eeichie:20161004105841p:plain

 
 
 
花を持たされたガンマは、きっと悟空との決闘直後に、悟空がスーパーサイヤ人3を温存していたとあの世で知った時のベジータに近い心境でしょう。罪深いぜビリー!
 
 
 
 
 
 

 チームガッツvsバーグラーズ〜ビリー人生最高の輝き〜

 
 
 
ガンマとの邂逅の翌日、ビリー率いるバーグラーズは、全日本ビーダー選手権の準決勝で、主人公チームのチームガッツと相まみえる。そしてこの試合が、ビリーにとって最も魅せ場が多く、少年達の記憶に多くを刻んだ試合であった。
 
 
試合の形式は、西部劇のようなフィールドを歩きながら、建物内や地面などに突如現れるターゲットを早撃ちで撃ち抜き、最終的な数を競うというもの。
 
 
 

f:id:eeichie:20161004110139p:plain

 今賀俊爆球連発!!スーパービーダマン 4巻」小学館 152P)

 

 

まさにビリーのためにあつらえられたようなステージ。ビリーが先か、ステージが先か。いやいや、このステージで繰り広げられた熱戦を考えれば、そんなことはどうでもよい。

 

 

試合は、第一区のタマゴvs井手、第二区のサラーvs大倉と、両チーム互いに譲らぬ熱戦を経て、遂に第三区でビリーとガンマが激突する。
 
 
 
 
 
 
"東の連射王"の異名を持つビリーと、"西のスナイパー"と名高きガンマの直接対決。この場面の立ち位置がテレコってるのはご愛嬌だ。 
 
 
 
最初に見せ場を作ったのはガンマ。機械の誤作動で遠くに出現したターゲットを、いきなり超ロングショットで沈めてみせる。
 
 
 

f:id:eeichie:20161009102611p:plain

 
 
 
射程ではガンマに分があるか…周囲がそう思った瞬間、2つ目のターゲットでビリーが目の覚めるようなショットを見せつける。
 
 
 

f:id:eeichie:20161007213323p:plain

 

 

伝家の宝刀、ノールック・ショット。ロナウジーニョも真っ青。

 

シューティングゲームの達人は、視線を動かさずに、全体の流れを把握することが出来るらしい。
 
 
 

f:id:eeichie:20161004110716p:plain

 
 
 
 その後も、電光石火の早撃ちでガンマを圧倒して行くビリー。ガンマに構える時間すら与えない。
 
 
 
 
苦戦を強いられるガンマは思わず問いかける。
 
 
 
「東の連射王ゆうから、ワイはてっきり、連射を武器にしてくる思うとったで」
 
 
 
それに対し、ビリーは名言でもって応える。
 
 
 
 

f:id:eeichie:20161004110833p:plain

 
 
 
ともすれば数年後、シャワーを浴びている最中に思い出して思わず頭を抱えてしまいそうになるようなアツいセリフを、表情一つ変えずに言ってのけるビリー。
 
 
 
実力を認める相手だからこそ、ビリーは、常人には到底及ばない次元での戦いを求めていたのである。 
  
 
 
 
その後も2発同時打ちなど、スキルでガンマを圧倒していく。
 
 
 

f:id:eeichie:20161004111059p:plain

 
 
 
 互角と見られた2人の勝負であったが、実際には思わぬ差が存在していた。最終的に、ガンマはビリーに大差で敗れることとなる。
 
 
 
 
そして3つの個人戦が終わり、勝負は3vs3で行われるラストのチーム戦へ。
 
 
 
ガンマはビリーに惨敗したことで冷静さを欠き、チーム戦でも仲間達に誤った指示を出し続けてしまう。本来集中すべき戦力を分散して戦い、徐々にジリ貧へ。 
 
 
 
一方的な展開でバーグラーズの勝利が目前に迫った瞬間、しかし、ビリーはガンマに問いかけた。
 
 
 

f:id:eeichie:20161005104525p:plain

 
 

f:id:eeichie:20161005104630p:plain

 
 
 
 
「おまえは一人、そんなところでなにをしている?」
 
 
 
 
この言葉をきっかけに、我に返るガンマ。
 
 
 
「ビリーとの一騎打ちはワイの負け…。せやけど、"ワイら"のバトルはまだ終わってへんかったな。」
 
 
 
その後、吹っ切れたかのように、仲間達に思い思いに闘うよう指示するガンマ。それぞれが持ち味を最大限に活かし、チーム力を結集する方針へ。
 
 
 
そして遂に、チームガッツはバーグラーズに逆転勝利を果たす。
 
 

f:id:eeichie:20161008103051p:plain

 
 
 
 
結果的に、勝利目前で敵に塩を送る形となってしまったビリー。
 
 
 
ビリーは試合中、勢いを取り戻したチームガッツに対してつぶやいていた。
 
 
 
「オレはただ、連中の実力が知りたかっただけなんだが…。」
 
 
 
 

f:id:eeichie:20161005105134p:plain

 
 
 
本調子でない相手に勝利するよりも、120%の実力を発揮した相手と闘いたい。そして、そんな相手にこそ敗れたい。
 
 
 
このシーンには、世の少年達に伝えたい健全な競争精神が凝縮されていたように思う。そしてビリーはやはり、グッドルーザー。
 
 
 
 
 

チームガッツ選抜戦〜ビリー、ドラフト1位で入団〜

 
 
全日本ビーダー選手権でチームガッツに敗れたビリーだが、実は同選手権は日本一を決定する"全日本TOPビーダー選手権"の地区大会であったというバラエティ展開が発動。
 
 
TOPビーダー選手権は1チーム5人まで登録できることから、チームガッツの3人は新たなチームメンバーとして、真っ先にビリーを勧誘する。しかし、
 
 

f:id:eeichie:20161005110002p:plain

 
 
 
岸部露伴先生さながらの毅然たる態度で拒否するビリー。
 
 
その意図は、「TOPビーダー選手権に出たいやつはゴマンといる。オレだけ特別扱いはゴメンだぜ」という、既に長い社会人経験を経ているかのような周囲への配慮からであった。
 
 
 
一方で、
 
 

f:id:eeichie:20161005105855p:plain

 
 
 
と、小5らしいツンデレっぷりも覗かせるビリー。
 
 
 

f:id:eeichie:20161005110514p:plain

 
 
 
選抜バトルの内容は、足にくくり付けた風船を割られずに、土管の上に立つガンマとタマゴのシャドウボム(ターゲット)を破壊した者が合格というもの。
 
 
 
バトルがスタートし、最初に飛び出した参加者達が他のライバル達に風船を撃ち抜かれると、全員が警戒して誰も身動きが取れない状況に。
 
 
 
しかし、そんな中、一人だけ足を踏み出すのはやはりこの男。
 
 
 

f:id:eeichie:20161006104921p:plain

 
 
 
 
「クララが立った」ばりの驚きを周囲に与えるビリー。
 
 
 
 
ライバル達は好機と見て、背後からビリーの風船を狙うも、得意の心眼スタイルで難なくかわしていく。
 
 
 

f:id:eeichie:20161006105129p:plain

 
 
 
相変わらず必要以上に魅せつけるビリー。
 
 
 
一人だけ集団から抜け出すと、いざタマゴ&ガンマとの直接対決へ。
 
 
 
2人が立つ土管の周りを旋回し、じりじりと距離を詰めて行く。
 
 
 
最後は、ガンマのボムを狙うと見せかけ、手薄になったタマゴのボムを鮮やかにゲットしてフィニッシュ。
 
 
 

f:id:eeichie:20161006105433p:plain

 
 
 
そして、クールな説明口調。
 

 

f:id:eeichie:20161006105605p:plain

 
 
 
晴れて、ビリーはチームガッツに入団を果たすこととなったーー
 
 
 
 

 その後〜全日本TOPビーダー選手権以降〜 

 
 
非常に残念なことに、全日本TOPビーダー選手権以降は徐々にビリーの活躍の場が減って行きます。むしろ、ちょっとずつ噛ませ犬感すら出てくる。なので駆け足で駆け抜けたい。
 
 
チームガッツとしての初陣となった瀬戸内バイキング戦では、連射の腕を見せつける魅せ場があったものの、その後はあんまり。
 
 
さすがのビリーも、「かつての敵(ライバル)が仲間になってめっちゃ頼もしいけど、実際そんな活躍してくれない」少年マンガの法則から抜け出せないようです。
 
 
それでも、クライマックス近くのダークマター・津印戦、ガルム戦辺りでは帳尻合わせのように活躍し、作中最強の「E-Unitビーダマン」を最も早く手にしたりするので、おそらく作者の今賀旬先生にも愛されたキャラクターだったのではないでしょうか。
 
余談ですが、そもそもビリーって本来は、全日本ビーダー選手権に登場する1ライバルとして描かれただけで、 これ程のメインキャラクターになることは今賀先生も想定していなかった気がする。
 
手探りで描いているうちに、どんどん輪郭が浮かび上がってきて、魂が宿っていって、主役級の一人になったのだと、そんな気がしています。
 
だって正直、チョッキとホルスター付けて、テンガロンハットで"風のビリー"って、そんなメインキャラいないでしょうっていう。勘違いだったら申し訳ない。
 
 
 

f:id:eeichie:20161008111512p:plain

 
 
 
 
ビリーが魅せた数々のスキル、名言、生き様、熱さ。そして、少年達の心に刻んだ何か。
 
 
時代が変わっても、何も色褪せない。
 
 
 
 
 (この項:了)
 
 
 

[まとめ買い] 爆球連発!!スーパービーダマン